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2024年11月8日(金)

冬を体感

 
昨日待っていた雪が積もりました!
いよいよ始まりますね。
減築の効果が感じられるか、
いつになく楽しみな私です。
 
昨年までの冬の利用は
水道管の凍結防止に毎日水落としをして帰り、
夜間キンキンに冷え切ってしまうので、
朝、到着直後にストーブを着け
雪かきをして体を温めるという生活。
もちろん体中カイロに包まれて(笑)。
机に座るのはいつも昼ごろでした。
 
今は~~
朝から柔らかな暖かさの空気が迎えてくれて
さて、仕事でも致しましょうか、
という気分に。
寒さで強張る体の負担も減りました。
体感温度は確実に暖かい。
 
減築に便乗して改修した仕上げたちに
気分も一新されたので心も温かい。
これも体感に加算されてる気がします。
 
(写真は3年前の12月、大雪の日)
 
 


2024年11月5日(火)

施工業者

 
共に頭を捻って進めていただいた方々をご紹介いたします。
 
仮設足場…太田仮設 (小樽市)
      度々の掛け替えも快く素早く対応、若手の活躍も○
 
解体工事…MARUTAKEコーポレーション合同会社 (札幌市)
      先読みしながら現場を進め、難題解体も取組める
 
基礎、石工事…グリーンプランナーベン (札幌市)
      コンパクトな基礎も工夫して丁寧に施工、石配置のセンスは抜群
      
大工工事…棟梁:森閑 渡辺大工 (小樽市)
      問題とその解決策を一つずつ確認しながらの施工、
      丁寧な納まりは安心
      協力大工:加藤大工、石山大工、薬丸大工
 
板金工事…タカハシ板金工作所 (小樽市)
      細かな部分も一つ一つ対応して納める板金職人
 
電気工事…(有)創建ビル管理 (小樽市)
      小さな工事にも良いタイミングで入って施工
 
設備工事…(株)谷口建築設備 (札幌市)
      長年のお付合い、丁寧な施工には信頼あり
 
タイル工事…マキビト工芸 (ニセコ)
       暖炉の施工が主ですが、何でも出来る方なので依頼
      
今回初めての業者さんも、
長年のお付き合いの方も、
創造力と工夫のある施工をしていただきました。
 
改修工事は、
「これまで」をよくみて、
「これから」を良くしていく力が必要です。
ありがとうございました。
 


2024年10月17日(木)

登記変更申請

 
減築自体は予定から少し遅れて9月末に完了、
約2ヶ月かかりました。
それ以外の工事が多少残っていますが
ようやく少し時間がつくれたので
法務局に登記変更申請を提出。
予想通り、平屋減築の申請例は無いそうです(笑)。
 
登記申請は意外と簡単。
機会があれば自分でやってみるのもいいですね。
いろいろとわかります。
 
建物火災保険にも契約面積の変更を連絡。
面積減の嬉しい副産物です。


2024年10月7日(月)

暖房設備

 
今回の改修で、20年以上使い込んだ
馴染みのボイラーを替えました。
これまで不具合もない優秀ボイラーで、
交換するか悩みましたが
今のものは機器自体が省エネになっているので、
それなら試してみようかと。
 
2階で使用していたパネルヒーターも再利用。
改修工事なので配管は露出で走らせます。
個人的にこの感じは好き。
管からも暖かさが放出されるので、
それも楽しめたらと思っています。


 

2024年10月1日(火)

外壁張り

 
外部断熱も終えて、外壁仕上げに入っています。
既存の状態もありますが、
改修ながらにどのように断熱をし、通気を取り、仕上げるか、
いろいろ考えて今回のスタイルで進めていただいています。
 
実際のところはこれからの検証で。
先ずは仕上がっていく様子に
単純に施主として気持ちが上がっています。
 
地味だけどコツコツと進む大事な部分と、
劇的に一気に仕上がっていく波が、
建築にはあります。
 
完全に仕上がってからでは
分からなくなってしまうので
改修でも新築でも機会があれば是非、
実際に見て感じてもらいたいと思います。
 
作り上げていく時は、一度きりです。
 
(写真は渡辺大工撮影)


2024年9月24日(火)

資金について

 
今回の「平屋減築」の後押しになっている一つに
融資があります。
 
年始めのざっくり予算計画では、
平屋減築費;400万円
減築付随改修費:200万円
追加修繕、予備費:200万円
合計で800万円
 
自分で行うので設計監理費は含んでいませんが、
これから何年この家を利用するか考えても、
なかなかの資金です。
勿論、自己資金だけでは無理な話で
銀行への相談も並行して行い
年齢と持家と仕事と、、、諸々の条件から
500万円•10年の融資を受けました。
やっぱり後ろ盾があるのは心強い。
 
激しい雪かきからの解放と、
そこそこの暖かさと、
なんといっても住み慣れた地域で暮らし続けられる事が
これをかけるに値するかを検証しつつ
これから10年は働かねばと思っています。


2024年9月19日(木)

工期

 
秋の風です。
工期は今日完成の予定でしたが、、、
改修は時間も予算も少し余裕を持って進めましょう。
 
これまで隠れていたお題を解いたり、
自ら思いついた案を投げたり、
それでもきちんと納めるよう、
立ち回ってくださる職人さんには感謝です。
 
時間が長引くのも、
予算がかかるのも、
発端はよくよく考えればこの家と自分。
 
今はどこを先に手がけていけば
スムーズに進んでいくか考えて動いています。
屋根を平屋に一気に下げる時のように
エネルギーを集中して注ぐのではなく、
頭の中にある「やる事リスト」を一つずつ消していく感じで。
 
きっともう直ぐ新しい空気感が手に入るので、
そこに期待を寄せています。


2024年9月10日(火)

流れの整理

 
内部の工事に入って、
これまで壁床天井の中で見えなかった部分を
確認してみています。
今まで生活してきていますから、
歴史上の不具合も記憶にあり、
それと重ね合わせて、
そうだったのか!という答え合わせ。
 
この年齢(築年数)になると
出来ることには限りがありますが、
配管や荷重や空気などの「流れ」を整理して
分かりやすくしておくことも大事。
 
人で言うと、
お化粧(仕上げ)だけでなく、
体の中の血管や筋肉を、多少若返らせる感じ。
アンチエイジングみたい?
 
それが寿命(耐久年数)を伸ばすことにも
繋がっていきます。


2024年9月6日(金)

改修沼

 
施主が改修工事で落ちる沼。
前は改修地獄なんて例えたけれど
どんどんと欲が出てきて
底に辿り付かない感じは沼が近いかな。
 
内装工事に入った段階で
順々に良くなって行く様子を眺めながら、
その劇変ぶりに歓喜しつつ
着地する方向を見失う時があります。
ただ今私、沼にはまり中(笑)
 
予算と工期、基本的にはそこに立ち返って
見直しつつ、天秤にかけて検討ー
冷静になりましょう。
 
改修工事の場合の監理業は、
設計業より時間と知恵が必要。
 
今回は施主の立場としての
気持ちの変化も良い体験です。
 


2024年9月2日(月)

付加断熱

 
なかなか年季の入った外壁、
年月で歪んだり、自分で補修した跡があったりで、
それなりに凹凸があります。
 
この際壁の外部にの断熱材を足したかったので、
本当ならスタイロフォームのような、
防水性の高いものを選びたかったけれど、
凹凸の理由で
グラスウールで覆うことに。
 
既存のモルタル壁も下地も
留めるには頼りないので、
10cm入れたいところ、半分に。
 
ウーン、、、出来ることを無理せずやるか。
元々頼りになる断熱の入っていない家なので
5cm断熱の力をこの冬体験してみます。
 


 

2024年8月28日(水)

吹抜天井

 
4日間の出張中に
1階の既存天井を抜いて吹抜けの平家に。
外が大まかに固まったので、内部工事に入りました。
丁度施主が不在でやりやすかったかな、、、
 
高い位置に窓を付けたので、
きっと気持ちの良い感じになるだろうと想像しています。
風も抜けて。
 
大工さん撮影の報告写真がキレイで期待大!
実のところは、
一筋縄では行っていないようですが、
根気よく、対応していただいていることに感謝。
 
場所が遠方の現場ではこんなに張付けないので、
信頼出来る施工者と組んでいける事は
とても安心に繋がります。
 
この設計者となら、となれるよう
こちらも日々精進して。
 
 


2024年8月24日(土)

板金工事

 
解体始めから約1ヵ月、ようやく屋根葺きです。
作業の前後に、防水用のシートを外したり掛けたりと
大工さんが気を使っての施工が続きましたが、
これでちょっと一安心。
 
熟練の板金職人さん、
吊子を固定する音が一定のリズムで響きます。
紙を切るように端部をカット、
折り紙のように畳んで納め、
その手際の良さに、
目が離せない暑い一日でした。
 
 


2024年8月23日(金)

決め事

 
改修工事にはつきものの即時判断。
壁、床、天井を開けてみて、
想定と違った場合はその場で答えを出します。
 
良い場合も稀にありますが、
殆どは悪い事実との遭遇。
 
出入口を付けたい場所に、
またもあまり効きそうにない筋交を確認し、
それでも切ってしまう行為をカバーして
前よりしっかり効かせるように、
耐震補強します。
 
本来なら全部剥がして確認して、とかが
スッキリキッチリだけど
予算も手間もどんどん増えるので、
それでは改修の気軽さが無くなってしまう。
 
「見てしまったら」前より良くする、
私なりの改修ルールです。
 


 

2024年8月21日(水)

屋根掛け 4

 
わがままを言って、
昔2階に張っていた床板を剥がし磨いてもらい
下屋の野地板に再利用。
 
当時、みんなで床を作ったし、
子供たちもオイル塗っていたし、
私の頭の中の記憶だけれど、
歳をとって、
体に変化があっても、
きっと何かの拍子に思い出すかな。
 
勝手な私の想いです。
資源再利用も出来て満足。
 


2024年8月18日(日)

施主塗装

 
大工さんの手を止めないタイミングで、
自分たちで塗装。
金額を抑えることも理由の一つだけれど、
色もギリギリまで悩むので、
ホームセンターで見て選びました。
足りなかったら直ぐに調達も可能なので。
 
塗ってみると、その木材の性質も分かり、
細かいところが見えてきます。
この木は目がカッコ良いとか、
割れそうでガサガサとか。
きっと今後のメンテナンスにも生かされます。
何事もやってみることは大事。
 
塗りながらいろいろ話ができるのも、
良い時間でした。
 


2024年8月15日(木)

屋根掛け 3

 
本体から屋根を延長し、
土間に一体の屋根を掛けます。
 
雪に耐える形にしたいけれど
あまり厚い感じにしたくないし…
現場の意見を参考にしつつ
今もいろいろ考え中のところです。
実験的にやってみるか、とも思いつつ。
 
ここの屋根面を決めないと、
全体のルーフィングが張れないので、
斜めに切った屋根の形に
知恵を絞って納めていただきました。
 


2024年8月14日(水)

屋根掛け 2

 
雲の中に入り、霧雨に包まれ
天気の変化が多いこの季節。
山が近いのでね。
普段はこの気候が好きであまり気に留め無かったけれど、
建築現場となると話は違って雨は避けたい。
 
屋根組みもいろいろ考えて、
新規の部分は一層目を合板で固めました。
透湿防水シートを被せたので少しの雨には○。
屋根を葺くまではピッチを上げつつの作業です。
 
2階建の高さは無くなり、
屋根も固まり、
見た目にもかなりすわりのよい感じ。
 
丁寧に留めていただいている様子も、
安心材料に加わっています。
 


 

2024年8月10日(土)

屋根掛け 1

 
平屋減築の難題は雨天。
 
2階を解体して屋根を外し、
新しい屋根を造る。
間に「屋根が無い」期間があるので
どう考えても雨が厄介。
しかも1階は普通に生活しながらの工事ですから、
皆が気を使います。
 
2階の床は一時残して屋根掛けに利用し、
下で加工した材を一気に組み上げる。
加工•組み上げで丸二日。
蓄積された家の歪みで各所調整しながらだったそうですが、
思っていたより早かったのに驚き、
平屋減築出来るじゃん!と感じています。
 
全ては職人さんの段取りですね。
ブルーシートの威力も再確認(笑)。
 
 


2024年8月8日(木)

大工さん乗込み

 
いよいよ大工工事の始まり。
使えそうな柱や梁もそのまま残してもらっていたので
先ずはそれらを切りそろえ、
新しい材料と共に加工することからスタート。
現状を把握し・判断し・臨機応変に進める力が必要です。
これまでの経験も重要。
 
初日は3名の大工さん
各々の役割で動く流れが実にスムーズ。
チームワークの良さが分かります。
 
こちらは材料の発注役。
数量ひろいは面倒なことだけれど、
材料の値段や流通の傾向が分かって面白い。
職人さんの動きを止めないように、
多すぎたり少なすぎたりも気にしつつ。
 
どうやったら、安くて強くてカッコよくなるかなーって
シンプルにそう思っています。
 
 


2024年8月8日(木)

見せ場

 
ここから出入りが出来たらなぁと、
それが今回のキッカケでした。
日々の荷物の出し入れに便利になるだろうと。
 
屋根をそのままの勾配で伸ばしてみたらと想像し
頭の中でどんどん広がって
全く別で思っていた平屋計画に繋がり
屋根の形を思いつきました。
 
これまで工事を踏み切れなったのは
形が決まらなかったのも理由の一つ。
 
なのでここは「見せ場」です。
土間の形が変形なのも、
いろいろと自分勝手な意味があるんです。
 
いつもお世話になっている職人さん。
暑い中、丁寧に仕上げてくださり感謝です。
 
 
 


 

2024年8月3日(土)

外見と実際

 
築49年。
建てた時の情報がないので、
外見から想定していましたが、
実際のところはいろいろと違っていました。
先に書いた“筋交いっぽい斜めの材”も然り
 
 屋根の上に屋根が被さり
 頑丈に見えた煙突はゆらゆら
 軒天の仕上げがモルタルで重く
 妻壁から出ている木は母屋では無かった
 
外見で分かることは限りがあります。
もちろん壁には断熱材はなく、(これは想定内…)
中に年代物のハチの巣がいくつかありました。(想定外!)
 
 


2024年7月29日(月)

天気予報

 
このややこしい解体を快く請負ってくださった業者さん。
常に天気予報を気にかけ、
先回りして段取り、
気が付いた時にはすっぽりと包まれていました。
午後からの大雨にもピッタリと間に合って、雨漏り無し
 
ブルーシートを上げたり外したり縛ったり、
これまでの私の想像はかなり甘く、
この大変な作業を間近で見つつ
もうすぐ渡されるバトンに、
少々緊張気味になっています
 


2024年7月27日(土)

筋交い

 
約50年前に建てられた住宅。
全く見ることなく
知らずに終わりそうだったけれど、
一つ一つ剝がしていく解体で
当時の筋交いが現れました。
 
地震力や風圧力に耐えるためのそれは 
配置も構造も残念!(苦笑)
これでは、あまり効きませんね。
 


2024年7月26日(金)

手解体

 
1階を生かし、2階も一部残す柱があるので手解体。
 
外部サッシから始まり、壁・天井のボード、グラスウール、木材と
次々に解体されていきます。
一日でほぼガランとした感じ。
午後からの増員も含め総勢5名での作業でした。
 
写真は解体したものを段取り良く仕分けつつ、 
運び出しの準備中。
 
ここのところ少し日差しが弱まっているので
現場仕事は助かっています。


2024年7月23日(火)

電気の引込線

 
2階の引込線を1階へ。解体前に移動。
 
頭から抜け落ちてました!
職人さんたちの助言に感謝。
ぎりぎり対応していただき一安心です。
 
常には現場監督にお任せになってしまっている細やかな部分、 
施工工程の把握不足に、猛省した一日でした。
 
気を引き締めて、安全第一。


2024年7月15日(月・祝)

鳶さん

 
5人の若い鳶さんが足場を掛けにこられました。
建築現場に若い力、賑やかで(喜)!
一気に立上がり気持ちの良いスタート、
先ずは一工程目です。
 
足場を掛ける位置と高さ、 
解体屋さんと大工さんとの意見を交え、
作業の流れを想定しつつ決めています。


2024年7月13日(土)

印象の違い

 
「平屋にすること」の印象、
周りの知人に「平屋に減築するんです。」と言うと、
「いいねぇ!」と好意的な言葉がほとんど。
漠然とですが、良いイメージを持つ方が多いと感じます。
 
対して建築関係の人たちは…… 
工事のリスクが容易に想像されるので
「平屋に減築かぁ……」と少々考え込む感じ。
特には解体工事と大工工事のつなぎ部分で。
なかなか厄介な悩みどころです。
 
悩んでみます。